【ジュニアサッカーのコーチ必読!子どもを成長させるために役立つ厳選5冊】

目次

筆者もジュニアサッカーの指導をしていますが、子どもたちには楽しく、そして何より上手くなってほしいと願う指導者の方を多いはず。

そんな中指導に悩んだり、新しいことを取り入れたいと考えている方にはぜひ読んでいただきたい書籍5冊を紹介してゆきます。

練習の質を改善!『Life Kinetik(R) (ライフキネティック)脳が活性化する世界最先端の方法』

ライフキネティックとは、
「運動と脳トレを組み合わせたエクササイズ」(引用:https://lifekinetik.jp/より)
です。

ドイツのサッカーチームの約半数が導入しているといわれ、近年では世界各国で広がっています。
このライフキネティックには、以下のような効果があります。

  • 創造力の開発
  • 学習能力と集中力の向上 など

私が指導していたチームでも、このライフキネティックを導入することにより、子供たちのプレー判断の速さとその質の向上がみられるようになりました。

運動と脳には密接な関係があり、運動をすることにより脳細胞が連結していきます。練習の最初に行うことで脳活性化でき、効果の高い練習になることを実感出来ました。

そして何より、練習に飽きやすい子どもたちが、以前のメニューと比べてが楽しく練習に取り組むようになりました。
子どもたちには楽しく、そしてうまくなってほしいと考えているコーチにはぴったりの本です。

休養が最大の練習?『カルチョの休日 イタリアのサッカー少年は蹴球3日でグングン伸びる』

本書では、練習と同じくらい大事である「休養」について書かれています。
イタリア人のサッカー指導者に「育成年代で最も大切なことは?」尋ねると高い確率で返ってくるのが「休養」です。

少年サッカーでは過度な練習による、かかとが痛い•股関節が痛いなどのサッカーのやり過ぎによるケガが多くみられます。
このようなケガを防ぐ方法の一つとして、休養が大きな役割を果たし、ケガから選手を守ることで正しい成長を促します。

そして、過度な練習は身体を痛めるだけではなく、精神にも影響を及ぼします。
練習という行為にマイナスなイメージがつくと、子どもにとってサッカーは楽しくないものになり、次第にやる気がなくなっていってしまいます。

適度な休養と練習といったメリハリをつけ、子どもたちの自発的行動を促す余裕を作るヒントがきっと得られるはずです。

子どものモチベーションをアップさせる『何かをやるのに遅いということは決してない。 自分を進化させる53の方法』

筆者の白石尚久さんは18歳という遅い段階からサッカーをはじめ、36歳で欧州1部リーグの監督に就任します。普通では考えられないキャリアですが、本人の人生がそのまま本のタイトルを物語っています。

本の中では、何かを成し遂げるために必要な力について書かれています。

新しくサッカーのコーチをやってみたいという方でも、年齢にとらわれず夢に向かって進んでゆくことができる手掛かりがきっとあることでしょう。
こちらはサッカーという枠にとらわれず、ビジネスパーソンなど様々な方にも人気が高い書籍です。
文中の「始めることから始まる」といった言葉も印象的です。

チーム・個人それぞれに合ったスタイルを見出す『「サッカー」とは何か 戦術的ピリオダイゼーションvsバルセロナ構造主義、欧州最先端をリードする二大トレーニング理論』

タイトル通り、サッカーというテーマについて

  • チームの最適化「戦術的ピリオダイゼーション」
  • 個人の最適化「構造化トレーニング」

の2つの理論から紐解いていく本書。

先の3冊と比較すると少々難解ですが、サッカーの指導に携わるものには欠かせない内容となっています。

戦術的ピリオダイゼーションとは、チーム全体として戦術の本質を理解し、その戦術に対し周期的なトレーニングを行うことです。サッカーチームという組織についてフォーカスした内容になります。

構造化トレーニングは、選手についてフォーカスした内容になっています。選手の個人能力を8つに分類し構造としてとらえ、それぞれの選手に合った部分を伸ばすというものです。

組織としての一体感、そして個人の強みを活かしてゆくことにより、もう一段階チームをレベルアップをより具体的にをまとめ上げてくに必要な理論になります。

大きな視野を持つための手がかり『欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて』

ポジショナルプレーはもとはチェスで用いられていた用語です。

明確に定義をすることが難しい概念ですが、簡潔に表すとフィールド上の地図のようなもので、ポジショナルプレーを学ぶと、フィールド上がよりクリアに見えるようになります。
世界トップレベルにいる多くの監督も利用しており、様々な戦術を理解するための基礎のようなものとなります。
こちらも難解ではありますが、この1冊はあなたのチームにとって大きな視野を持つための手がかかりなるでしょう。

さいごに

いかがだったでしょうか?
選手が正しく成長できるかは、コーチ次第という部分があるはずです。
サッカーを好きに、そしてさらにうまくなってもらいたいと考えているコーチの方はぜひ書籍を手に取ってみてください。

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