新入学•新学期といった様々なイベントがあり、これから何かが始まるということが多くなる時期だと思います。今回は「初めてサッカーを始める」に焦点をあてて書いていきます。
何かを始める際は、期待はあるものの、不安や心配は付き物だと思います。初めてサッカーチームをさがしている保護者•選手も、本記事を読めば子どもに合ったチームを選ぶ手助けになるはずです。
チーム選びのポイント
バルセロナ、レアル・マドリードといった、海外クラブの組織もありますが、基本は大きく分けて3つになります。どのようなチームがあるか、その特徴をそれぞれご紹介してゆきます。
Jリーグ下部組織
日本のプロサッカーリーグのJリーグに所属するチームが運営しています。チーム活動とスクール活動に分かれます。
チーム活動
加入にあたりセレクションを行い、その合格者のみで構成されています。トップチームの練習を意識したトレーニングを行い、将来トップチームでプロになるための選手育成をしていきます。チームとしての活動学年は小学3年生から始まるのが多いようです。加入を目指す選手たちは、将来プロサッカー選手になりたいと夢見てる子どもが集まってくるため、非常に高いレベルになります。コーチについては、日本公認のコーチライセンスを取得者が指導にあたります。
スクール活動
加入するあたり特にセレクションはなく、誰でも入会することができます。入会後は、レベル分けのセレクションがあるケースが多いです。プロコーチによる指導になりますので、サッカーというスポーツ楽しむ事ができると思います。週に何回が活動がされているため、都合がいい曜日を選んで参加することができます。
練習環境
チームが所持しているグラウンドもしくは活動場所付近のコートをレンタルしているケースが多いです。人工芝での練習を行うことが出来ます。
費用
チーム活動、スクール活動共に入会時に入会金•年会費•月謝•ユニフォーム代など約5万〜7万円程度かかります。高額な費用になりますので、定期的に開催されているキャンペーンの活用をおすすめします。月謝については活動日数にもよりますが、約8千円〜2万円程度が多いです。
費用は高くつきますが、「預けて安心」と感じる事ができると思います。
運営
チームが行うので保護者の負担はありません。
街のクラブチーム
Jリーグの下部組織と同様にチーム活動とスクール活動をしているチームが多いです。トップチームが存在しないため、独自の育成方針があります。そのため、選手にとって合う合わないがはっきりする印象があります。
チーム活動
加入にあたり、セレクションを実施しているチームもあれば、していないチームもあります。チーム独自の方針に沿った育成を行います。無料体験に参加してみて、指導方針•チーム内の雰囲気が良いチームをおすすめします。
スクール活動
ドリブルに特化したものなど、サッカーにおける特定の技術にフォーカスをあてた活動があるのが特徴です。サッカーのこの技術を学びたいなんて時にはおすすめです。
練習環境
チームとしてグラウンドを所持してるケースは珍しいので、レンタルコートでの活動になります。人工芝または土のグラウンドでの練習になります。
費用
Jリーグの下部組織と同様、入会時には約5万〜7万円程度、月謝は約8千円〜2万円程度がかかります。こちらもキャンペーンが開催されているので、加入の際は活用をおすすめします。
運営
チームが行うことがほとんどなので、保護者負担は少ないです。まれに審判のお手伝いなどがあります。
少年団チーム
日本のジュニアサッカーを支えているのが、OBコーチ、保護者で運営されている少年団チームだと思います。
加入にあたりセレクションはなく、誰でも入会できるのが特徴です。OBコーチ、保護者コーチがほとんどなので、コーチによって、指導に相違が出るケースが多くなります。
練習環境
小学校の校庭を利用するのがほとんどです。そのため土のグラウンドでの練習になります。
費用
圧倒的に抑えることが出来ます。入会時、月謝共に1千円〜3千円程度になります。
運営
ほとんどが保護者による運営なります。当番があり、練習場所である小学校の確保も保護者が中心に行います。そのため、保護者も子どもと一緒にチームを盛り上げて行こうという気持ちが大切になります。
初めてチームに加入する際は、まずは無料体験に参加することをおすすめします。そこで子どもが話した感想がすべてだと思います。保護者は育成方針が練習に落とし込まれているか、またコーチは怒鳴らずに選手に気づきを与える声がけが出来ているかを客観的に見ることが大切になります。子どもの成長にとって大事な時期になります。客観的に適切なサポートをしてあげてください。